TM磐田vs清水で後藤が頑張っていた(らしい)

個人的に気にしている後藤啓介。 初めて知ったのは、磐田ユースの結果を確認したときに中3の選手がメンバーに交じっていたとき。 フィジカルの成長スピードに違いがあるこの年代において、ジュニアユースの選手がユースに交じり、かつ試合にも絡むというのはよっぽどのことである。 当時すでに180後半はあったような(曖昧)。 年代別代表に入っていたり、世間的に言えば”エリート”と呼ばれる選手だろう。 磐田の生え抜きとして将来トップで活躍してほしいという、言わば期待値は高いけれど、他の下部組織の選手たちと思い入れに差があるというとそんなこともなかった。 そんな彼に対しての見方が変わったのは昨年。 中3からユースに絡むような選手なのだから、高2とはいえエースくらいの活躍を期待されたであろうし、本人もそのつもりだったと思う。 しかし、プレミアリーグにおいてベンチの時期があった。 コンディションの問題でなく、純粋な競争でそうなったらしい。 試合に出続けてきた選手だと、これによって腐ってもおかしくない。 まだ高校生なのだ。 しかし、後藤はパフォーマンスで当時監督であった前田遼一を納得させた。 ジュビロ磐田U-18の正当な競争。中村駿太、舩橋京汰、後藤啓介の起用法に見る指揮官の信念 【高円宮杯プレミアリーグWEST ジュビロ磐田U-18×ヴィッセル神戸U-18マッチレビュー】
「どんどん中に仕掛けていきながら、『パスを出そうかな』と思ったんですけど、『ここは打たないとな』って。「『遼一さん、見たか!』と。メチャメチャ嬉しかったです」。悔しさと意地を乗せた一撃で、自らの存在を強烈にアピールしてみせた。
壁にぶつかったときに跳ね返すパワーがある選手なんだとこのときに感じて特別好きになったし、プロ向きの性格をしているなと思った。 開幕を迎えるとき、まだ高校2年生だ。 それでも、現代フットボールに求められるものの多くを備えている彼には期待してしまう。 昨シーズン得点力で苦労したチームなのに、補強ができないため即戦力で補強することもできなかった。 しかし、後藤からしたらチャンスが転がってきたとも言える。 彼はそういった意味で、もっている選手なのかもしれない。 <おわり>