後藤を初めて知ったのは、彼が中3のときだったと思う。
ユースの試合結果を眺めていたら、中3にしてユースのチームに絡んでいた。
うろ覚えだが、当時ですでに185cm以上あったような。
凄いポテンシャルのある選手なんだろうなと思ったが、そういう選手が必ずしも順調に育つわけでもなく、過度な期待はしない方がいいなとは思った。
(と言いつつも期待してたけど)
当然ユースに昇格し、いわゆるエリート街道を歩んでいたが、高2にしてまさかの壁にぶつかる。
純粋に競走した上でスタメンを外されるようになっていた。
ただ、後藤が凄いのは、エリート街道を歩んできながらも、この状況を乗り越えるメンタリティを備えていたことだ。
プレミアリーグで途中出場しながらも結果を残し、俺を使えと言わんばかりの振る舞いはすでにプロでやっていける片鱗を見せていた。
そんな姿を微笑ましく見ていたら、高2にしてトップ昇格が決定した。
トップ昇格すること自体に驚きはなかったが、高2で上げるとは思ってなかった。
プロ1年目は、普通であれば、高3はトップチームでプロの生活を経験しながら、プロで戦える準備をする1年になることが多いと思う(身体ができていないと怪我のリスクもある)。
しかし、磐田は補強禁止の制裁により、単純にFWの数が足りなくなってしまった。
後藤を数に入れないといけない状況になってしまったわけだ。
ただ、後藤目線でいえば、こんなにありがたい状況はなかっただろう。
もっているとも言える。
シーズン開幕してからの活躍ぶりに関しては、改めて書くまでもないだろう。
本音を言えば、もう1年J1でどれほどやれるのか見たかったところではあるが、高いハードルを与えた方が成長するタイプだと思うので、個人の成長を考えたら、止める理由はないのかなと。
勝手な希望を言えば、30歳くらいで海外に需要があるけど磐田に戻ってくるみたいなことになっているといいなー(酒井宏樹みたいに)。
それまでは、とにかくどんどんビッグクラブに移籍して、移籍金で磐田に還元して欲しい(笑)
厳しい競争が待っていると思うけど、来年からアンデルレヒトのトップチームで活躍する姿を期待しているぞ!!
<おわり>