上手い、いい選手の定義

(この記事は2018/08/09にnoteで書いた記事です) 私のTLにたまたまこの2つの動画が流れてきた。 選手に対しての「上手い」「いい」という明確な定義はないので、観る人それぞれの価値観によって決まってしまう。 なので、上記の動画のような選手のテクニックを「上手い」「いい」と思う人もいれば、そう思わない人もいる(デブライネについては11人(サッカー)のプレースタイルを忘れて見てね!) 私は、上記のようなプレーに対して「上手い」「いい」と思わない価値観をもっている。 理由は、チームプレーをしていないように観えるから。 聖和のプレーは、一人の選手が長くコネコネしているわけだけど、それによって相手選手が密集してきてどんどんスペースがなくなっている。 コネコネすることでボールは少しずつ前進しているけど、ディフェンスの陣形が乱れるわけでもないので、効果があるプレーとは思えない(最終的に奪われているし)。 コネコネすることで、相手を引きつけて、逆サイドにスペースを生み出すことを目的としているのなら、まだいいのだけど、そのスペースを突こうという感じの選手もいない(つまりチームプレーを目的としたプレーであるわけでもない)。 こういうコネコネプレー(上手い風なプレー)を観ていると、私はいつもこれを思い出す。 「1対1もオフェンスの選択肢の一つにすぎねぇ。それがわからねぇうちは おめーには負ける気がしねぇ—————」 freestyleについては、freestyleという競技なので、デブライネの動画のようなプレーをしていてもいいんです(完全な1on1という競技なので)。 でも、サッカーやフットサルはチームスポーツです。 その状況に応じて、適切なプレーを選択できるかが重要になってきます。 状況に応じて適切なプレーを選択し、実行できる選手が私にとって「上手い」「いい」選手です。 先ほども書きましたが、これは観る人の価値観による部分で決まるので、聖和のようなプレーを「上手い」「いい」と評価する人も当然いるでしょう(でないと存在しないはず)。 価値観は、その人の様々バックボーンによるものなので、それについて言及して語ると途方もないので、いろいろな価値観の人がいるということは理解しておかないといけません。 聖和がどういう考えをもって、こういうプレーを許し、こういうスタイルでフットサルの大会に挑んでいるのかはわからないので、聖和のプレースタイルがいい悪いということには触れません(個人的に好きではないとだけ言っておく!!)。 たぶん、みなさんもそれぞれ自分の中で定義していると思うので、一度整理してみても面白いのではないかと思います。 それでは。 YouTubeに試合動画がありました。他にも検索すれば出てくるので、興味ある人は観てみるとよいよ。)