アルベル監督のインタビュー(自分用まとめ(箇条書きまとめ))

前回はインタビューの引用と箇条書きまとめをしました。

この状態だと見にくいので、自分用に箇条書きだけまとめました。

バルサは、ポジショナルプレーを重視したサッカーで、攻撃でも守備でも、ボールとともにどうするかを求め続けている。

バルサが表現してきたスタイルは、日本人の長所や特徴とマッチしていると思う。

・日本人には賢い選手が多い。なぜそのプレーが求められるのか、なぜその現象が起こるのか、しっかりと理解してプレーする選手が多い印象。

・世界の強豪国と比べると、フィジカルでは劣っている。

・一方で、テクニックのレベルはとても高い。さらにスピードもある。献身的な性格も持ち合わせているので、プレスを掛けてボールを奪うことも得意。

バルサのスタイルが日本人に合っているということは、新潟で証明できたと思う。

・ほとんどの選手がそれまで経験したことがなかったにもかかわらず、2年目になると、かなり表現できるようになった。

・攻撃においても守備においても、全員がひとつのブロックとしてプレーしなければならない。私の国ではそれを『全員で一緒に旅をしろ』と表現する。

・ポゼッション(ボールの保持)も大切ですが、それ以上に重視していたのは、ポジション(選手の立ち位置)。

・ポジションとポゼッション、このふたつによって、より良い攻撃が実現できる。

・サッカーにおいて、守備の仕方は大きく分けてふたつある。スペースを守るやり方と、ボールを保持することで守るやり方。ヨハン・クライフが言っていたとおり、我々がボールを保持している限り、相手は攻撃ができない。

・一人ひとりがいいポジション取りをすることで、より良いポゼッションができれば、より多くのチャンスをつくることができる。

・攻撃において良いポジション取りができていれば、ボールを奪われたときに、良い形でボールを奪いにいける。

・守備では、チームのために汗をかいて走らなければならない。それができない選手には、プレーさせない。

・東京では全員が走らなければならない。

・相手がハイプレスを仕掛けてきても、怖がらずにしっかりパスを繋いでほしい。

・新潟でも1年目の最初はボールを次々とクリアしていた。それが2年目になると、クリアせずにキープし、味方にパスを繋ぐようになった。東京の選手にはより短期間で変わってもらいたい。

・選手と個別に話すことを好むタイプ

・オブラートに包まずストレートな表現をするタイプ

・(新潟の)2021シーズンの9割以上の試合において、チャンスの数やシュート数で相手を上回りながら、決定力不足によって勝点を取りこぼし続けたことが、失速の主な原因。

・2022シーズンは狭いスペースで決定力を発揮することが求められる。

・日本には才能あふれる若手がたくさんいるので、アカデミーの選手にも注目したい。いい選手がいれば、トップチームでチャレンジさせたい。

・私のあとを継ぐ監督は、日本人監督でなければいけない。

・日本では誰もが「優勝をめざします」と言うことには驚いた。私はそんなことは言わない。

・誰よりも負けることが嫌いで、勝ちにこだわる人間ですが、約束できるのは、明確なプレースタイルを植え付け、常に優勝争いに関われるだけの力を備えさせ、クラブを成長させること。

FC東京はまだ、J1でトップレベルの経営規模ではない。

・2〜3年をかけて、このクラブの基盤を構築したい。

・そのベースをもとに、毎年タイトル争いに関われるクラブに成長させたい。

・もし私がミスをしたら、謝罪をしようと思うが、試合に負けても謝罪はしない。

・全力を出しても試合に勝てないことはある。それは失敗ではない。どのようなプロジェクトでも成功には時間と忍耐が必要。

・最初の6ヶ月間というのはそれなりに苦しむ時間が続くかと思う。

・6ヶ月ほど経ったときには、チーム・選手たちは新しいプレースタイルを十分理解して、いいプレーをすることができ始めると思うが、当然ミスというのは継続的に起こるもの。

・それを1シーズン続けた後、2シーズン目というのは当然シーズン当初からいいスタートが切れることが十分予想される。

・プロジェクトが3シーズン目まで継続する場合には、さらに高いレベルでプレーすることが予想できる。

・私にとっての大きな成功というのは、こうしたベースが構築されたチームにアカデミーから若い選手がどんどんトップチームにあがっていく流れを継続的につくっていくこと。

・一人ひとりがチームのために汗をかかなければいけない。走らなければいけない。なぜならば一人でもサボればチームの完成度というのは劇的に下がってしまうから。

・私が東京で求めようと思っているプレースタイルは新潟と変わらない。

・けれども、選手一人ひとりの個性を最大限ピッチで発揮させるのがチーム。

・ベースとなるプレースタイルはあるといえども、選手が変わればそこで表現される個性と、チームとしての個性というのは当然変わってくる。

・プレースタイルは選手によって変化しますが、とてつもない能力の選手が必要かというとそうでもない。

・監督として一番重要視しなければいけないのは、選手が成長すること。

・日本人選手はテクニックのレベルがとても高い。

・広い意味で戦術の部分でも決して悪くはない。

・状況判断、自分で決断するというところでは、改善点がある。

・日本人選手はフィジカル的には、ヨーロッパや南米、アフリカの選手よりも、決して上回っていないにもかかわらず、日本では、イングランドのようにフィジカルを最優先したプレーをするチームが多いというのは正直驚いた。

・私たちが好むこのプレースタイルというのは、選手の個性を発揮することにもつながるプレースタイルだと思う。

・パズルのように、選手の配置を少し変えて、それぞれの選手の長所と短所をうまく補えるようなよりよい適切な組み合わせを探すことが監督の仕事のひとつ。

・2年前に新潟に行った際には、外国籍選手も含めて私が期待するプレースタイルでプレーしたことがない選手が多くいた。

・補強した選手の多くも所属していたクラブでなかなかプレー時間に恵まれていない選手だった。

・最初にチームをオーガナイズしなければいけないわけですけども、それに加えて、プレースタイルだけではなく、よりプロクラブとしてふさわしい仕事をクラブ内でしていくということも同時に改善しなければいけなかった。

・今までこのプレースタイルでプレーしてこなかった選手たちのプレーを実際にみて、どの選手がどのポジションに適しているかということをまず我々も観察しなければいけなかった。

・2シーズン目、私のプレースタイルに適応した選手が残り、適している選手を外から獲得して補強した。

・よりスピード感ある形でチームの完成度を高めるために日本人を中心とした編成を2年目におこなった。

・(スタイル変化のチャレンジについて)もちろん複雑だとは思います。

・最初の6ヶ月ほどは苦しむ可能性があることは新体制発表会のなかでもお話しましたが、チームが団結している前提として、選手の質が高ければ高いほど、完成に必要な時間は短くなる。

・チームのなかだけではなく、クラブ全体の一致団結というのが必要になる。

・このような試合結果を残せます、残しますという保証できないものを保証しては嘘になってしまうので、ファン・サポーターには誠意をもって本音で話をしなければいけない。

・毎試合勝利をめざして全力を出すことは保証する。

・けれども私たちがめざすプレースタイルというのは、シーズンのスタートのときにはいい結果を出すにことに苦労する可能性が当然あるというのは予想している。

<おわり>