アルベルト監督のコメントが気になり新潟vs福岡を観た

(※レビュー記事ではないよ)

新潟vs福岡の試合後のアルベルト監督のコメントが少し話題になっていた。

前半最初の20分、良い形でアグレッシブにスタートすることができた。

福岡は前線からプレスを掛けてきたが、良い形で打開できていたと思う。ただ相手にCKから得点を許してしまった。

そして前半、われわれも同点、逆転を目指して戦い、複数の決定的チャンスを作れていた。そして後半スタートに荻原 拓也を左に投入し、(本間)至恩を中央でプレーさせるように変更した。そこから左から複数のチャンスは作れていた。ただ、ゴール前のシュートはなかなか許してもらえなかった。

そのあと、残念ながら失点してしまった。

われわれが同点に追いついたにもかかわらず、相手のカウンターによって2失点目をしてしまった。

そのあとは試合をご覧いただいた方は気づいたと思うが、サッカーをさせてもらえませんでしたし、相手もするつもりはなかった。審判もそれを許した15分だったと思います。

--福岡のプレス、セットプレーについて。

われわれはボールを支配したかったが、彼らはファウルによってプレーを途切れさせることを狙った。彼らボールを保持するより、直線的にゴールを目指すプレーを目指していた。セットプレー、カウンターは彼らのストロングポイントだったと思います。セットプレーは彼らも危険で1得点したが、われわれも得点できていたので互角だったと思う。

--選手たちにどう声をかけるか。

当然、受け入れがたい敗戦。特に2失点目をしたあとの残り15分、サッカーをさせてもらえないので、納得いかない敗戦だった。選手には試合後に、まだ多くの試合が残されていると伝えた。

われわれは引き続き攻撃的スタイルで戦い続けようと、成長し続けることが重要だと伝えた。ただ勝負にこだわるアビスパに対して、われわれにはミスがあったので、細かいミスは修正していこうと伝えた。

Jリーグ公式HPより引用)

このコメントに対しては様々な意見が出てている。

個人的には、こう言いたくなる気持ちはフベロ監督時代に何度か味わっているので試合の内容がなんとなく想像できる。

だが、果たして実際の試合の内容はどうだったのか?

ということで今からチェックします。

(ここまでは観る前に書いた部分)


(ここからは観た後)

はい、観ました。

観た感想としては”観る人の視点によって感想が変わる試合”って感じでした。

私は特に新潟にも福岡にも思い入れがないのですが、この試合におけるスタイル的には新潟の方が好みではありました。

なので、どちらかというと新潟に気持ちが入っていたので、最初からボールを持つ気があまりなかったり、カウンターばかりの福岡にアンチフットボール感はありました(あくまで新潟目線からすれば)。

アルベルト監督は、バルサの内部にいた人なので”こんなのフットボールじゃね!!”くらいに思ったのではないでしょうか。

試合後のコメントも負け惜しみといえば負け惜しみなのかもしれませんが、アルベルト監督のフットボール哲学からすれば、こういうフットボールが存在することは理解できても、納得はできなかったのではないでしょうか。

これは別にJリーグだけの話でもありませんし。

新潟目線だと、福岡の選手は必要以上に痛がったりして時間を稼いでいる印象もありました(あくまで印象)。

ファンマは相変わらずクレーマーだし、プレーできるのに座り込んだり(その後普通に走ってた)、まぁイライラするのはわかる笑

この感じだと、福岡が悪みたいになってしまいますが、名波監督が磐田を指揮していたときに6位になったシーズンも、新潟のようなスタイルからすればアンチだったと思います。

そのときの私は「勝てばよいのだ!!(負け犬の遠吠えよ)」くらいに思っていたので、やはりどの立場で観ているかが印象に強く影響するんだなと思います。

今この文を書いているときは冷静になっているので、新潟vs福岡試合はいい試合だったし、どっちもフットボールだったとは思います。

長谷部監督は、昨シーズンの水戸を観る限りでは、別に新潟戦のような戦い方しかできない人ではないと思うので、現状の戦力や新潟が相手にしたときに勝つためのベストの方法は今回の戦い方だったのかなと思います。

長谷部監督の方がリアリストかなとは思いました。

ある意味哲学と哲学がぶつかった試合だったのかなと思います。

そういえば、噂の本間を初めてまともに観ました。

フベロ監督のときに磐田のSHとしてめっちゃ欲しかったタイプの選手でした。

アウトサイドでも、インサイドでもプレーできるので適正として抜群。

3人くらいぶち抜きかけたのは凄かった笑

この試合の個人的結論としては、観る人によって意見が変わるという雑な結論で終わりにしたいと思います。

<おわり>