若手は試合に出てなんぼ

アヤックス.jpg 名門復権のカギは「個」の育成。白井裕之が語るアヤックスの発想転換
「昨シーズンはCLに出ていませんでしたし、あと1年はアヤックスでやるべきでした。今シーズン、中心選手としてCLや国内リーグを戦えば個人としてもさらに成長できましたし、選手としての価値も上がり、クラブが獲れる移籍金の額も上がったはずです。クラブは功労者の移籍はサポートすると公言していますし、あと1年プレーすれば表玄関から出て行けたのにもったいないと思います。この年齢はとにかく1試合でも多くプレーすることが大事です。結局ローマでも出たり出なかったりなので、この移籍はオランダ国内でも疑問視されています。サッカー的に見てもオランダとイタリアはカルチャーが違いますし、ユスティンにはそれを埋めるためのトップレベルでの経験値も足りていません
若手(特に10代)はとにかく試合に出ることが大事というのはここ最近強く言われていることだ。 高卒でプロ入りした選手に対して「数年は試合に出れなくてもしょうがない」なんて考えは昔の話。 アヤックスのように10代だろうとレギュラーになり、かつCLに出るようなレベルの試合を経験していると信じられないスピードで成長していく。 例えば18歳から19歳になったときに市場価値が数十倍に上がっているということもあるだろう。それくらい若手の成長スピードというのとてつもないものだ。 磐田にも今シーズンでプロ3年目となる藤川虎太郎と針谷岳晃という選手がいる。 2人とも高校卒業時には将来を期待されるタレントとして磐田に入ってきた。しかし、現実的には試合に出れてもカップ戦で、多くの試合を経験できているとはとても言えない。同時期にプロになった原輝綺、杉岡大暉といった選手は試合に出ることでどんどん成長している。ポジションが違うため比較は難しい部分があるが、タレントの部分に大きな差はなかったと思う。しかし、この2年の間に差は大きく開いたように感じる。 若手を育ていると言う割には選手を多く抱えたり、レンタル移籍をうまく活用という感じもしない磐田の姿勢には非常に疑問を感じる。 才能が開花せずに萎れてしまうのだけは見たくない。特に新卒や内部昇格で入ってきた選手には特別な感情がある。 選手の頑張りだけではどうしよもない部分もあるので、磐田ももうちょい若手の扱い方を考えてほしいなと思うのでした。 終わり。