失敗の重要性を忘れる大人
(途中出場途中交代(出場11分)という屈辱を受けたときの荒木大吾)
指導者というのは多くが大人がするものだ(若くても18歳とかだろう)。
サッカー未経験で指導者人生をスタートする人もいるが、経験ありでスタートする人の方が多いのではと思う。
私の場合は競技経験ありでスタートした。
なので、最初の頃は「なぜそんなこともできないの?」と思ったことも正直ある。
私は子供の頃サッカーができる方かできない方かでいったらできる方だった。
教われば、ある程度形にはできた。
だから、何度教えてもできない子を見たときは、軽い衝撃というか困った。
見本見て、説明を聞いていれば、すぐにできなくてもなんとなくできるもんじゃないの?という戸惑い。
まぁ、そんな状況になりながらも怒鳴ったりとか明らかに不機嫌な態度になるとかは絶対しなかった。
それが絶対にやってはいけない行為というのはわかっていたからだ。
でも、そこを我慢できない指導者がいることも知っている。
残酷だけどやはり才能の差というものは存在する。
すぐにできる子もいれば、そうでない子もいる。
でも、「チャレンジ→失敗」を繰り返すことで少しずつ変われる。
しかし、失敗のところで過度に反応してしまう指導者もいる。
そういう指導者は忘れてしまっている「自分も失敗から学び成長してきたことを」。
終わり。