どういうクラブ、少年団、スクールがいいのか?

(この記事は2018/11/27にnoteで書いた記事です) 早く習い事を始めることの罠(スポーツ編) 以前書いた記事なのですが、選手それぞれによって適した場所があると思っています。 Aというクラブに合った選手もいれば、Bという少年団が合う選手もいる。 Cというスクールが合う選手もいると思います。 しかし、実際に適した場所を探す人が多いかというとそうでもないのでは?と思う日々です。 (学校受験に関わる塾なんかはしっかり下調べするのにね。) サッカーを始める流れ (サッカーを始めるなんて、ボールがあればいつでも始められますが、ここではサッカーを習い始めるという意味で捉えてください。) 1.jpg たぶん、このパターンが多いと思う。 別に悪くはないです。 悪くはないけど、もうちょい深く考えれた方が子供の成長幅が広がると思います。 2.jpg 3.jpg 「うちの子にあった場所はどこだろう?」と考えるの非常に大事なことです。 一番最初に紹介した私の記事にも書いてあるのですが、子供によってスタートポジションは違います。 未経験だから同じスタートラインかと言ったら、全然違います。 なので、考えないといけないのはあくまで自分の子を客観的に判断することで、他の子と比較することではありません。 子供のタイプ とはいっても、自分の子がどういうタイプなのかいまいちよくわからない親御さんもいるかと思います。 私なりにざっくりと3タイプにまとめてみました。 ①どんなスポーツをやらせてもできてしまう、スポーツ万能タイプ これはわかりやすく、だいたいのことがすぐにできてしまう(適応できてしまう)タイプです。 生まれ持ったものが強いので、これに当てはまらない子の方が多いです。 ②①ほどではないが、運動はそこそこできるタイプ ①のようになんでもできてしまうほどではないけど、体を動かすことを苦手としていないタイプ。 これは生まれ持ったものだけでこのタイプに入る子もいるが、生まれ持ったものがなくても運動の経験を積んできていれば、ここに入る可能性もあります。 ③運動経験が少ない、運動が苦手 運動経験が少ない(そのためうまく体を動かせない)、運動経験はそこそこあるけど運動が苦手というタイプ。 別にここに当てはまっても少しも悲観的になる必要はないです。 運動が苦手だから、スポーツをやってはいけないルールなどありません。 ただ、客観的に観た場合どうなのかはわかっていた方がいいです。 クラブ、少年団、スクール 自分の子供がどんなタイプかなんとなくわかったら、どういうところに入れるのがベストかを考えなければなりません。 クラブ、少年団、スクールについてざっくり説明を。 クラブ チーム活動が基本。サッカー専門の指導者がいる可能性の高い場所。クラブによって特色は違うので、自分の子供に合うと判断するところにいれるのがベスト。 少年団 チーム活動が基本。ボランティアコーチがいる可能性の高い場所(ボランティアコーチは、パパさんコーチが多く、サッカー経験者もいれば、そうでない場合もある)。専門職で指導者をやっているわけではないため、指導者の質にバラつきがあり、いい指導者に巡り合えるかは運に左右される部分が強い。 スクール チーム活動はなく、個人のスキルアップを目的としている場所(個人技だけを磨くという意味ではないよ)。サッカー専門の指導者がいる可能性が高い。チーム活動はないので、クラブや少年団と併用している子が多い(スクールだけの子もいます)。 習い事としてサッカーを始めるとなると、この3つのどれかに当てはまると思います。 良くも悪くも細かく指導するところもあれば、良くも悪くも大雑把に指導するところもあります。 これは難しいところなのですが、細かく丁寧に説明するのが必ずしもいいとは限らないし、大雑把なことが悪いとも言えないのです。 トレーニング内容もサッカーに特化したところもあれば、サッカーに関係なく体を動かすという部分を意識してトレーニングを組み立てているところもあるでしょう。 どういう場所がいいかは、先ほどあげた子供がどういうタイプかを参考に決めるべきかと思います。 運動ができる基盤ができているのなら、ある程度サッカーに特化したところでいいと思います。 しかし、運動の基盤ができていないのなら、細かく指導をしていることろよりも、ある程度自由にやれる場所がいいかと思います。 基盤ができていないのにサッカーのトレーニングに特化したところに入れてしまうと、体をうまく扱えないからうまくできないし、サッカーだけに特化した体になってしまいます(基盤ができた状態で特化していくのとは意味が違います)。 指導者を観よう どういう場所が適しているかある程度絞れたら、それに合った場所を探します。 インターネット、パパママの繋がりの口コミなど調べる方法はあります。 HPがあれば、どういう考えをクラブ、少年団、スクールが持っているのか書かれているはずなので参考にするといいでしょう。 しかし、HPなんていいことばかり書こうと思えば簡単に書けてしまいます。 なので、気になった場所を見つけたら、見学や体験会に参加するのがいいと思います。 その際に観るポイントは、子供が楽しくやっているか(楽しくなさそうでも緊張しているだけの場合もあるので、側だけを観て判断するのは危険です)、トレーニングの内容、そして一番大事なのが指導者。 「こういう指導者が正解だよ!!」と言えればいいのですが、残念ながらそんな万能な指導者はいません。 ただ、1つ言えるとしたら、理論的にわかりやすく説明を子供にできているかは判断基準の一つになると思います。 「気合い」「頑張れ!」といった言葉ばかりで、具体的な説明をできない指導者は危険である可能性が高いです。 終わりに 今回なぜこんな記事を書いたかというと、受け入れる側と入る側がマッチングしていないために、どちらも不幸(どちらかという入る側)になっていると感じたからです。 本当に適した場所に入れるかで、成長幅が数倍違ってくると私は思っています。 家庭環境によって、選択肢がないなどもあるかとは思いますが、「近いから」「安いから」などといった安易な理由で場所を決めてしまうのは、非常にもったいないと思います。 しつこいですが、本当に成長幅が全然違ってくるので、それだけは理解した上で判断していただければと思います。 それでは。 (参考になったと思ったら、ぜひ投げ銭や感想をいただけるとモチベーションにつながりますm(__)m)