※これはDAZNやテレビでJ2を1試合も見ていない人間が書いています。
※順位推移の画像や平均失点などのデータは、J.LEAGUE Dataから引用しています。
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目次
4位 清水エスパルス
開幕前は優勝候補筆頭だった清水。
しかし、まさかの4位フィニッシュ+PO決勝で敗北し昇格失敗という厳しい結果に。
ここ数年の清水を見てきた印象としては、選手の特徴と監督の特徴が嚙み合っていないのかなと思った。
昨シーズンの途中から就任したゼ・リカルド監督もそこまで悪い印象はなかったですが、監督の志向することを作りながら、同時に結果を出すというのは選手との嚙み合わせも含めて難しかったのかなと。
それでも6試合で、5分1敗という結果の言い訳になるかというと難しいとは思うけど。
7節からコーチであった秋葉監督が就任。
秋葉監督のやり方で、J1に通用するのかは非常に疑問だが、今の選手でJ2を勝ち上がるという意味では悪くはない選択だったと思う。
6節終了時点で18位だったチームを4位まで押し上げたと考えれば最低限のミッションは達成したと言ってもいいと思う。。
(ただ、J1で戦力に依存したやり方でうまくいかずにロティーナやリカルドを就任した経緯を考えると、モヤモヤするところもあるが)
秋葉監督のチームは、オープンに殴り合うイメージがあったのだが、数字だけ見ると、1試合平均失点は0.81で全体で2位と非常に堅い。
1試合平均得点は1.86とこちらも全体で2位と数字だけなら、優勝や自動昇格位置でフィニッシュしたのでは思ってしまいそうな数字である。
すでに秋葉監督の続投も決定。
「水戸ではどんどん成績落ちていったよ。」とか「実は秋葉監督はまだ手の内があるけど、今シーズンは今のやり方が結果を出すためにはベストだからこういう戦い方だった。」とかいろいろな意見を見かけた。
個人的にあまり戦術幅があるタイプの監督だと思ってないので、かなり戦力を維持しないと厳しそう。
シーズン終わってからクラブ(主に社長やGM)に対して地獄みたいなネガティブ報道がされているので、かかるプレッシャーはかなり大きくなりそうだ。
3位 東京ヴェルディ
遂にJ1の舞台に帰ってきたヴェルディ。
自動昇格した磐田と同じ勝ち点でPOに回ったが、逆転で3位になったことが昇格に大きく影響することになった。
ヴェルディといえば、テクニカルな印象が強いクラブではあるが、今シーズンのヴェルディは何と言っても失点の少なさ。
1試合の平均失点が0.74とJ2で一番低い数字。
そんな失点の少なさに比例するように安定して、上の位置にい続けた。
昇格に導いた城福監督は当然続投。
ストーブリーグの動向を見ていても、派手な補強ができているわけではないので、城福監督の手腕は非常に重要になってくると思う。
久しぶりのJ1で、ヴェルディがどんな戦いを見せるのか非常に楽しみである。
2位 ジュビロ磐田
💮祝昇格💮
(磐田については、別記事で書いています)
1位 FC町田ゼルビア
派手なスタイルではないけど、やるべきことを堅実にやり続ける強さがあるチームだったのではと思う。
現場の人材は大きく変わったが、それがどれも意味あるものだったのではと思う。
エリキが圧倒的に目立つ存在ではあったが、そんなエリキが負傷離脱した後も結果を残し続けたことを考えれば、彼に依存したチームではなかったのは間違いないだろう。
4節から一度順位を落としただけで、ずっと首位に立っていた。
この順位推移を見たら、町田の強さは認めざるを得ないのではと思う。
当然黒田監督は続投。
J1に向けて、お金を掛けて編成もしっかり取り組むようなので、J1をかき乱す可能性も十分あるのではと思う。
ストーブリーグも含めて、今後目が離せないクラブかなと思う。
<おわり>