今シーズンのJ2の順位を眺めながらの感想(9位~5位)

※これはDAZNやテレビでJ2を1試合も見ていない人間が書いています。

※順位推移の画像や平均失点などのデータは、J.LEAGUE Dataから引用しています。

data.j-league.or.jp

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前々回

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目次

 

9位 大分トリニータ

下平体制に2年目の大分。

昨シーズンは5位ということもあり、今シーズンは昇格の期待が高まる一年だったと思う。

その期待に応える滑り出しではあった。

大分トリニータの順位推移

22節までは、上位を維持しながら2位にいた。

しかし、そこから急激に結果が出なくなり、最終的にはPO圏外の9位でフィニッシュ。

www.oita-trinita.co.jp

POは最低限のノルマだったはずなので、9位だと解任も仕方ない。

www.oita-trinita.co.jp

そして、後任はまさかの片野坂カムバック。

ガンバ大阪の経験や充電期間のインプットによってパワーアップしている可能性は十分にあるが、お別れしたのが2021シーズンだったので、あれからまだ2シーズンしか経っていない。

昔の良かったころに依存するかのような選択にも思えないが、果たしてどうなるか。

 

 

8位 ヴァンフォーレ甲府

昨シーズン、まさかの天皇杯優勝を果たし、ACLと並行して戦うことになった甲府

優勝に導いた吉田監督は契約満了となり、今シーズンは篠田監督を迎えることになった。

ヴァンフォーレ甲府の順位推移

日程が過密で、かなり厳しいシーズンが予想されたが、リーグ中盤戦は上位争いに食い込み、終盤はPO争いをする一定の成果を残した。

www.ventforet.jp

篠田監督の続投も決定。

ACLの結果次第ではあるが、おそらく今シーズンほどの過密日程は避けられるはず。

POが最低限のノルマとなると思うが、体制2年目で他クラブに分析されても、それを超えるチームを作れるのか注目である。

 

 

7位 V・ファーレン長崎

助っ人外国人を中心にパワーに特徴のある長崎。

昨シーズン途中に就任したカリーレ監督が続投し、さらなる結果が期待されたシーズンだったと思う。

V・ファーレン長崎の順位推移

比較的安定して上位争いをしていたが、終盤に息切れしてPOを逃す結果に。

www.v-varen.com

見ていた一部の人の批評によると、個々の選手の質が影響にかなり影響するスタイルらしいので、補強をどれほど的確かつ豪華にできるか…と思っていたが、まさかの展開に。

www.v-varen.com

クラブ同士で正式に合意していないのにサントス側がカリーレ監督就任を発表してしまったのだ。

更新をしていようとも違約金を払われて、監督が行きたいと望めば止める術はないのだが、今回はサントス側が暴走してしまったような形だ。

(12/30時点で、監督が誰になるのかは決まっていない)

www.nagasakistadiumcity.com

新スタジアムが来年秋にオープンするということもあり、来シーズンはクラブとして勝負の年になると思う。

今シーズンの町田を見ていても、補強にどれほど投資できるかはかなり重要になってくる(当然的確であることが前提だが)。

ジャパネットがJ1昇格という位置付けをどれくらいのものとして考えているかは、ストーブリーグの動きでわかりそうだ。

 

 

6位 ジェフユナイテッド千葉

J2にいることもすっかり定着してしまった千葉。

今シーズンも昇格争いとは程遠いことになってしまったとシーズン途中に思ってしまいそうな状態から、突然の急浮上。

ジェフユナイテッド千葉の順位推移

一番酷いときは21位(第8節~9節)で残留争いにいたチームが、終わってみれば6位でPOを戦うことに。

勢いに乗っていた時期は、磐田も止められずホームで2‐3(一時は0‐3)で敗北した。

POは残念ながらヴェルディに敗北。

終盤に若干勢いが落ちてから、そこから息が続かなかった印象。

jefunited.co.jp

しかし、後半の成績を見れば小林監督の続投も納得だろう。

ただ、先ほども書いたように勢いが落ちると結果が出なくなったり、体制2年目で分析されてもそれを乗り越えられるチームを作れるのかはまだ懐疑的なところもある。

今シーズンのヴェルディ同様、千葉がJ1争いをするとリーグは盛り上がるので、いいチームになることを期待したい。

 

 

5位 モンテディオ山形

2021シーズンは7位、昨シーズン6位で、今シーズンは更なる躍進が期待された山形。

1年ごとに順位を上げていて、クラモフスキー体制3年目ということもあり、期待値はかなり高くスタートしたと思われる。

モンテディオ山形の順位推移

しかし、開幕から2連勝した後にまさかの5連敗。

7試合で、クラモフスキー監督を解任する事態に。

www.montedioyamagata.jp

後任はコーチを務めていた渡邉監督に。

しかし、監督解任という劇薬を投入するも、そこから3連敗。

昇格争いどころか残留争いに巻き込まれることに。

しかし、15節以降急激に結果を残していき、最終的に5位なり、またもや前年の順位よりも上でフィニッシュすることに。

今シーズンの山形の特徴は、21勝4分17敗という勝敗がハッキリする試合結果。

(21勝はリーグで2番目に多い勝ち数で、磐田とヴェルディと同じ)

(ちなみに17敗は、リーグで4番目に多い)

www.montedioyamagata.jp

渡邉監督の続投が決定。

来シーズンはPOがノルマで、自動昇格を目標として始動すると思うが、今シーズンの結果からかなり他チームから警戒されるだろう。

それでも、今シーズンの勢いが落ちずに進むのか注目である。

 

 

<続く>