今シーズンのJ2の順位を眺めながらの感想(15位~10位)

※これはDAZNやテレビでJ2を1試合も見ていない人間が書いています。

※順位推移の画像や平均失点などのデータは、J.LEAGUE Dataから引用しています。

data.j-league.or.jp

 

前回

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15位 徳島ヴォルティス

www.vortis.jp

ヤバい、レアルソシエダの分析官が来た!!

トップカテゴリーの監督経験はないけど、今までの徳島の積み重ねがどうなるのかめっちゃ楽しみだ!!

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!?

徳島ヴォルティスの順位推移

最後の試合となった第31節時点で19位なので、監督交代自体は十分理解できるが、後任が吉田監督ということで、かなり違った方向に舵を切ったなと思った。

大雑把にまとめてしまうと、スペイン的なフットボールから日本的なフットボールに変わるなと(監督がスペイン人とか日本人とか関係なく)。

就任からの評判を聞いているだけだと、良くも悪くもガラッと変わったようだ。

最終的に15位とフィニッシュしているので、吉田監督がやるべきことはしっかりやったと評価されていいと思う。

www.vortis.jp

ただ、それと続投は別の話かなと思う。

リカルド、ポヤトス、ラバインは同じとまでは言わないが、なんとなく繋がっているものを感じたが、吉田監督となると、これまでの流れが切れちゃうのかなと。

監督交代の際に社長が「吉田監督の志向するサッカースタイルが徳島のスタイルに近い」と語っていたが(それが本音かわからないが)、本当にそう思っての選定だとすると、来シーズンに向けてもかなり不安だなと勝手ながら思った。

 

 

14位 ロアッソ熊本

天皇杯はベスト4という立派な成績を残しながらも、リーグ戦はかなり苦労した模様。

ロアッソ熊本の順位推移

昨シーズン4位という結果を残したことを考えると、次のシーズンに終盤まで残留争いをすることになるとはなかなか想像しにくかったのでは。

ただ、昨シーズン躍動したことで主力を複数人引き抜かれたという事情は考慮しないといけない。

資金力のあるクラブではないので、補強で穴埋めというのもなかなか難しかったことが予想される。

roasso-k.com

大木監督の続投が決定。

東京で輝けなかった平川みたいにポテンシャルはあるけど、試合に絡めずに苦しんでいる選手の発掘に期待。

 

 

13位 ブラウブリッツ秋田

2021年のJ2初年度から「13→12→13」と安定した結果を残している秋田。

ブラウブリッツ秋田の順位推移

クラブ規模やホームタウンの立地を考えると(都心の方がリクルートの際にポジティブに働きやすいため)非常に立派な成績を残していると思う。

blaublitz.jp

そんな秋田を支えていると言っても過言ではない吉田監督の続投も正式に決定。

資金力の影響もあると思うが、基本外国人助っ人は獲らないので、昨今の税金の問題からしても、来シーズン外国人を獲る可能性は低いのではと思う。

ただ、今あるベースに戦力の上積みがないと一桁順位は難しいというのも現実だと思うので、その辺りをどう解決するのか注目したい。

 

12位 藤枝MYFC

J2初年度としては、立派な成績。

藤枝MYFCの順位推移

推移を見ても、一番落ちたときでも17位というのは、昇格してきたチームとしては上出来だと思う。

藤枝が凄かったのは、渡邉、久保という主力が夏にJ1クラブに引き抜かれても、耐えたことだと思う。

渡邉は夏に移籍したにも関わらず13得点(得点ランク4位)、久保はアシスト8(アシストランク6位)と数字にもろ影響が出る選手がいなくなっても崩れなかったというのは本当に評価しないといけない。

myfc.co.jp

チームの躍進を支えている須藤監督の続投も正式決定。

試合中熱くなりすぎて、聞くに耐えない暴言を吐くのは嫌いなところだが、その他の部分では他クラブからオファーがあっても不思議ではない監督だと思う。

渡邉や久保のキャリアや実際にやっているスタイルからしても、このチームでやりたいと思う選手は少なくないのではと思う。

お金の面で勝負するのは難しいと思うが、野心溢れたタイプの選手の心を掴みそうな気がする。

ただ、2年目というのは他クラブに実際にやって感じたデータや映像だけではわからない藤枝に対する経験値が備わっているので、その相手と戦う難しさは出てくると思う。

 

11位 ザスパクサツ群馬

組長こと大槻監督が指揮する群馬。

昨シーズンは20位でギリギリの残留。

20位という順位だと、解任ということになっても不思議ではないが、クラブは続投することに。

その決断が正しかったことを今シーズンチームは証明した。

ザスパクサツ群馬の順位推移

ザスパクサツ群馬になってからの最高順位でフィニッシュすることになった。

www.thespa.co.jp

そんな躍進を支えた大槻監督の続投が決定。

ベースはできており、あとはどれほどタレントを連れて来れるか。

ビッグネームの獲得は現実的でないと思うので、他クラブでなかなか出番がないけど、ポテンシャルは秘めている選手をいかに連れて来れるかになるのでは。

 

 

10位 ファジアーノ岡山

昨シーズンは3位でPOを戦うも、初戦の山形に負けて、昇格を成し遂げることができなかった。

昨シーズンの結果を考えれば、今年は勝負の年のはず。

木山体制2年目ということもあり、期待する関係者は多かったのではと思う。

ファジアーノ岡山の順位推移

しかし、現実はPOが目標となるような順位が定位置の1年。

結果が出なかったことにはいろいろな要因があるにしても、2年目の難しさがあったのではと思う。

www.fagiano-okayama.com

目標とした結果は出なかったが、クラブは木山監督の続投を決断。

すでにJ1で実績十分のガブリエル・シャビエルを獲得したりと、来シーズンに掛ける思いは相当強そう。

 

 

<続く>

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