東京vs浦和、磐田vs岡山

アルベルが監督をやっている意味は果たしてどれくらいあるのだろうと疑問を感じながら昨シーズン何試合か東京を見たが、今シーズンもその印象は変わらないかもしれない。 ボールをスムーズに動かすために重要となるセンターラインの質がアルベルが理想とするラインに能力が到底到達していない印象。 オフの補強の動きからして、今いる選手でなんとかしてくれ感があり、結局今日みたいにオープンになったときの推進力の力強さで押し切る感じになりそう。 東京を見ていると、文化というものの良くも悪くも強さを感じる。 浦和は、トランジション(特にネガトラ)のスピードとボールを失ったら、まずは奪い返すというのはかなり意識させられているように見えた。 ただ、それを90分維持できる状態ではまだなさそう。 強度が落ちてから東京に押し込まれていたし。 あと、最終ラインのビルドアップは補強もあって質が高まりそうな印象だったが、まだチームとしてのビルドアップはあまりうまくいっておらず。 後は個人の質でなんとかしてくれって感じで前線にボールが渡ることも少なくなく、それだと浦和の選手の質だとちょっと苦労しそうだなと思った。 次節は王者マリノス。 テレビ放送があるので、王者相手にどれくらいやれるのかチェックしておきたい。 試合は見ていないので、ハイライト動画と何人かの信頼している人の感想から推測するに、昨シーズン(というか磐田がずっと抱えている)からの問題は継続しており、内容がかなり酷かったようだ。 生え抜きの高校2年生後藤の2得点というものがなければ、一体どんな空気になっていたのだろうと。 選手の入れ替わりがほぼなく、指導陣の入れ替えがあったくらいで変わるようであれば苦労しない。 結局、現代求められる基準に磐田というクラブは基準以上のものを当然のように求める文化がないのだと思う。 恐らく、黄金期と言われるような時期はあったのだろうけど、残念ながらそれが文化として根付くことはなかったのかなと。 2026年にJ1優勝なんて言ってないで、ちゃんと計画的に強化しないと、JリーグにおいてJ2が底でないわけだし、J2にいたことすら「あの頃はよかった…」みたいにならないとも言い切れない。 「DAZN契約継続しないの正解だった。」と思っちゃったのも、なんか悲しかった。 (とはいえ過度な期待を背負わせたくないが後藤という眩いばかりの希望が誕生したのは好材料だった) <おわり>