絶妙スルーパスで同点弾演出のDF菅原由勢「純也くんの足が単純にめちゃくちゃ速かった」偽SB役には課題もhttps://t.co/TrmkupFZ8c#ゲキサカ #daihyo #日本代表 #サッカー日本代表
— ゲキサカ (@gekisaka) March 24, 2023
またこの日のメインテーマとなっていたボール保持にも悔いを残していた。菅原はこの日、サイドバックの位置からやや中央寄りの高い位置を取り、ボランチのような位置でビルドアップに参加。相手の守備ブロックをかいくぐるための“偽SB”とも言われるポジショニングだが、森保一監督が試合後の会見で「サイドバックの選手は攻撃のところでボランチのポジションの高さだったり、内側のポジションを取ってビルドアップに関わるということをトレーニングでもやってきたので、この試合でも攻撃の関わりの部分でチャレンジしてほしいと伝えた」と述べたように、第2次体制で新たにトライしている部分だった。 しかし、この取り組みはなかなかうまくはいかなかった。菅原が「律くんに入った時、CBがボールを持った時は特にいま僕らが新しくトライしている部分」と振り返ったように、右サイドハーフのMF堂安律(フライブルク)が大外の位置を取り、役割分担をしていたのは明白だったが、堂安がボールを持っても最終ラインに戻して組み立て直すことが多く、菅原を使った組み立てまではほぼ見られなかった。 菅原は「チームとした新しいやり方をトライしていたのはあるけど、右足のパスは自分の強みだったので、もっとビルドアップに関わるべきだった。積極的に相手のスペースを見つけてそこにボールを配球したりとか、自分のサイドバックのところから発信できたらよかった」と悔やみつつ、「律くんが後ろ向きにボールを持つのは律くん本来の得意な形ではないのは間違いない。あそこをもう少し前向きで余裕を持って、選択肢を持った状態でボールを持てるようにというのはまだまだ改善できると思う」と堂安との連係改善も誓った。 もっとも、名波浩コーチの指揮で行われていたというこの取り組みは、試合2日前の戦術練習から始めたばかり。菅原は「それが代表チームの宿命だとは思うけど、できるだけ詰められるだけ詰めないといけない」と準備面の反省点を口にしつつも、「1試合1試合、一つ一つという感じ」と今後の改善に期待感を示す。
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【試合後コメント】#堂安律
キリンチャレンジカップ🏆
🇯🇵日本 1-1 ウルグアイ🇺🇾
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📝ビルドアップで新たなトライもMF堂安律「それほど機能していなかった」https://t.co/BsEoCEgeQq#ゲキサカ #日本代表 #サッカー日本代表#jfa #daihyo #SAMURAIBLUE pic.twitter.com/waIVqRrfTD
ビルドアップの狙いは明らかだった。立ち上がりから菅原が右のインサイドで高い位置を取り、堂安が右の大外にポジショニング。森保一監督は「サイドバックの選手が内側のポジションを取ってビルドアップに関わるということをトレーニングでもやってきたので、この試合でも攻撃の関わりの部分でチャレンジしてほしいと伝えた」といい、第2次体制での新たなトライだった。 しかし、この取り組みはなかなか実を結ばなかった。堂安が大外でボールを持っても、最終ラインに戻して組み立て直す形が続き、菅原を使える場面はほとんどなし。堂安は「やろうとしていたことはオプションとしてトライしたつもりだけど、見てもらったらわかるように機能したかと言ったらそれほど機能していなかった。相手の守備のハメ方もよかったと思うけど、サイドには入るけど少し孤立してしまった部分があった。そこは課題」と厳しい表情を浮かべた。 また堂安は試合後、菅原には「どちらかというと後ろでサポートして欲しかった」と反省。「縦パスをフリックするか、バックパスするかしかなかった。サイドチェンジをするにも距離が遠すぎるし、オプションが少なかった」と振り返った。SBがインサイドでのタスクを与えられているのを見て「高橋祥平…」という嫌な記憶が蘇ってしまった。 磐田のときはタスクを実行することが目的化している感じがして、ポジティブな変化がないのに愚直に選手はタスクを実行するという感じだった。 まだ全体で戦術練習をしたのは2日ということだが、磐田のときはシーズン前のキャンプや中断期間で長いトレーニング時間があっても特に変化がないというのが当たり前だったので、非常に不安なピッチ上の現象ではあった。
「三笘薫は要注意だった」「急成長との評価が」W杯スペイン視点で見た“番狂わせの真相”「彼らの予想外は…」旧知の日本人指導者が明かす(木崎伸也)#サッカー日本代表 #カタールW杯 #三笘薫 #白石尚久 #NumberWeb https://t.co/B2DXOE7DIo
— Number編集部 (@numberweb) March 25, 2023
戦術について彼らが言っていたのは、日本のディフェンスの選手は足が遅く、DFラインが低いと。三笘ら前線の選手の機動力を警戒しつつも、チームの連動性は評価していなかった。サイドの2対2の守備さえ確認しておけば日本の攻撃は抑えられるという感じでした
彼らにとって予想外だったのは、日本のプレスがチームとしてのものではなく、個人の判断でやってきたことでした。ヨーロッパにもドイツのようにハイプレスをかけてくるチームがありますが、ヨーロッパのチームは組織としてコレクティブにプレスをかけてくる。それに対して日本はこの選手は来るけど、あの選手は来ないという感じで、個人がそのつど即興で判断してプレスをかける。組織的でないから、予想がつかないんですよ。それがスペインを混乱させたんです
“日本代表監督説もあった鬼才サッカー戦術家”講習がスゴい…“本田圭佑の元個人分析官”の発見「いつかビエルサジャパンを見たい」(木崎伸也)#サッカー日本代表 #カタールW杯 #マルセロ・ビエルサ #白石尚久 #NumberWeb https://t.co/WjN5qmZUUR
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講習会の途中、突然ビエルサが日本代表について次のように語り始めたという。 「日本はドイツに逆転勝ちしてサプライズを起こしたが、あれは練習していなかった形だろう。まったく連動していなかったからな。個人が自分の判断で動いていた」相手の予想外のことを起こすことで強豪国と同グループであろうとも、突破できることはわかったが、ベスト8以上だったり、安定した結果を残すには限界を感じる戦い方でもあった。 理想は、この無秩序と秩序がうまくバランスのとれたチームだと思うが、果たしてそんなチームが作れるのかはわからない。 たぶん、海外組が増えれば増えるほど、秩序の比率が増えていきそうだが、そうなったら新たな壁が出てきそうな気がする。 <おわり>