アルベル監督のFC東京

「アルベルが監督なのになんでこんな仕上がりなのだろう」といった意見は昨シーズンからチラホラ見かけた。 私もそう思っているのだが、今シーズン唯一見た東京vs浦和の試合後のインタビューを確認していなかったので、遅ればせながら確認した。
Q、おめでとうございます。自分たちのサッカーを追求していくことが大事だとおっしゃっていましたが、その手ごたえを感じた試合でしたか。 A、まさしく、そうです。今日、選手たちが自分たちのスタイルに集中してプレーしたことを誇りに思っています。東京が目指しているスタイルは、決して他のクラブのコピーではありません。私の経歴から、FCバルセロナのスタイルを想像される方もいるかもしれませんが、それは間違いです。私自身もJリーグへ適用し、選手の特徴を知り、東京のオリジナルスタイルを確立したいと思っています
なんか、サラッと重要なことが書かれていた。 とはいえ、アルベルが土台を作った新潟の現状を考えると?が浮かんでもしまう。 全くいっしょではないにしても、バルセロナの風味を感じないのは果たしてアルベルにとってはどういう気持ちなのか。 「別にそんなこだわらんぞ」なのか「現状はこうするしかない」という感じなのか。 昨シーズンのインタビューを読んでいた印象だと、結果よりも優先するものがあるみたいな強い意志を感じていただけに、新潟よりも難しいミッションに感じているのかもしれない。 仮にアルベルでこのままある程度結果が出ても、FC東京に根付いたものは変わることなく終わるんじゃないかとなんとなく思った。 <おわり>