選択肢を増やすための当たり前の行動

青森山田.jpg 健全ドイツサッカーが育成で苦戦?「儲ける」で一致団結できる強さ
川端「選択肢があるのはいいことです。今年もヴェルディユースの選手がポルトガルへ挑戦したりしていますが、そういうチャレンジは素晴らしい。ただ、日本の他のクラブからも評価を受ける立場に選手が置かれるとよりいいなと思います。『大学か海外』みたいな二者択一ではなく、『他のJクラブ』という選択肢を普通に残しておいてほしいですよ」
ここ数年、Jの下部組織からあえて高校の部活を選択する選手が増えている。 その理由に上記のようなことはあると思われる。 仮に高卒でプロになるとして、2、3年は試合に出れなくてもしょうがないというのは遠い昔の話だ。 選手は公式戦に出ることがどんどん成長していく。 若ければ若いほど特にだ。 あえて下部組織の昇格を断ったり、高校途中で移籍をする選手は、自分がプロになってどうすれば活躍をよく考えている。 J1、J2のクラブからオファーが来たとして、何も考えずにカテゴリーが上だからとJ1の方に食いつくこともない。 試合に出れるのか、自分が成長できるのかをよく考えている。 Jクラブ側も、自チームのトップに上げることだけを考えていると、この流れは止まらないかもしれない。 それでは。