シャルクの活躍など

「先週の試合でメンバーに入らなかったことによってかなり落胆していたので話をした。彼には忍耐強くチャンスを待ってほしいと話した。4月、5月は合わせて14試合もあって連戦が続くので、必ずチャンスが訪れるという話をした」  シャルクにとってもこの対話は大きなものだったようだ。 「選手にとって時折残念な気持ち、一旦落ちたりすることは多少重要だと思う。そこでしっかりと監督、チームメートとコミュニケーションを取り、自分の気持ちを多少吐き出すことによって深いコミュニケーションがお互いに取れることが多い。それはグループとしてのプロセスをどんどん上がっていくためには非常に重要なことだと思う。監督としては毎試合18人しか選べないので、もちろん監督の気持ちを理解しながら、さらにまたそのような部分を見ながらお互いにコミュニケーションを取ることが重要なことだと思っている」  その先にようやく訪れた歓喜の瞬間。「サッカーというものはクレイジーなもので、このような瞬間のために頑張っていると思う。今日メンバー入りして監督から20分与えられた。その20分の中で、チームにとっても個人的にも完璧なシナリオがあった。この勝ち、ゴールをファンの皆さんと喜ぶ、それがサッカーの魅力。子供の頃からずっとプレーしていた夢がこの瞬間に全て詰まっていると思う」。その言葉どおり、シャルクは真っ先にゴール裏のサポーターのもとに飛び込んでいった。  後半37分にはペナルティエリア左への侵入から正確なクロスを上げ、明本のスーパーボレーシュートもアシスト。試合後、アウェー席を埋めたサポーターは1ゴール1アシストの大活躍を果たした30歳を大歓声で迎え入れた。 「もちろん簡単な日々ではなかった。メンタル的に強く凛としてキープする必要があった。毎日が簡単ではなかったし、毎日の練習でハードに追い込みながら持続する必要があった。そこでコーチが僕にチャンスをくれた。フットボールは時折シンプルなもので、このように結果が生まれる。個人的なことだけでなく、自分のゴールでチームを助けることができた」
助っ人外国人にとって、どういう環境を与えられるかというのは運の部分が非常に大きいと思っている。 選手本人ではコントロールできない部分は大きい。 日本人選手も結果という評価基準では成功した選手、失敗した選手といるが、その選手たちとの間にとんでもない能力差があったかというと必ずしもそうでないと思う。 若手を除けば即戦力として獲得されるので「時間を与えてくれれば…」などとは言ってられないのだが、それでもいい環境に巡り合えるかは重要なことだと思った。 ガビをトップチームに登録できないような状態なのに、メッシを復帰させたいとか、ギュンドアンを狙っているとか大丈夫なのかしら。 中2日でメンバー変えない影響はどんな感じだったのだろう。 <おわり>