杉本健勇の移籍 part2

会見に背番号41のユニホーム姿で登場した杉本は、横浜からの移籍のオファーは約1週間前だったと説明。「(昨季J2に)降格してしまったので、今年にぶつけようと思っていた。1年でJ1に上がろうと思っていた。うれしい半面、苦しい決断だった」としつつも「自分の残りのサッカー人生が長くない中、もう1回チャレンジしたいという気持ちになった。21年に(横浜で)プレーして、またいつかプレーしたいと思っていたけど契約の問題でできなかった」と話した。
移籍が浮上したのは「1週間前くらい」だった。「僕はシーズンが始まる前に、『ジュビロをJ1にあげる』と話をしていたけど、話がきた時に素直にいきたいなと。うれしい反面、苦しい決断でもあった。このまま出てっていいのかなって気持ちはあったけど、ただ最後は自分が決めること。サッカー人生を考えた時に、半分は過ぎてるし、長くはないってことで、もう一度チャレンジしたいと決めた」と経緯を説明した。
この2つの記事を読んだ印象だと、健勇が移籍したくて出ていったように感じた。 一瞬「なんだよ…」と思いながらも冷静になるとよくわからん移籍でもある。 昨日の時点での個人的な考えは書いたわけだが、改めて考えたい。 まず普通に考えれば、健勇は戦力として必要だと現場は思っているはずだ。 必要な戦力を放出せざるを得ない状況を考えると、お金があると思う。 今回は期限付き移籍なので、お金に理由があるとすれば健勇の年俸を削減できることは磐田にとっては非常に大きいということだ(レンタルフィーも多少ある可能性もあるが)。 お金に困っていないのであれば、磐田はマリノスに違約金を払うことを求めるべきだし、払えないのであれば断ればいいだけである。 (ただ、若干怖いのが磐田は良くも悪くも選手を非常に尊重しすぎるところがあるので、選手が移籍を望んでいるのならクラブが痛手を負ってでも実現してあげたという可能性もなくはない。) 個人的には、健勇は本音を隠していて、磐田がお金の削減をしたいというのが納得いくストーリーではあるのだけど、先にも書いたように磐田は編成に関しては下手なので、マジで磐田に得がない移籍が起きたという可能性も本当にある。 非常にモヤモヤする移籍なので、藤田SDのコメントが欲しいところだけど、未だにラッソの移籍問題についてクラブから詳しく説明がないクラブなので、聞ける可能性は薄いだろう(苦笑)。 <おわり>