プレミア、リーガと同時にCLも行われているため、海外の試合を浴びるように見ております。
それと同時にJリーグも見ていますが、最近感じるのはボール保持している選手のプレー選択についてです。
縦に速いと言われるプレミアですが、私の印象としてはJリーグの方がボールが前に進むという意味では早い印象があります。
(印象なので、統計とかとったら全然違うかもしれません)
プレミアは、アスリート能力の基準が非常に高く、選手が速く動けるという意味では早く見えるのですが、ボールが行ったり来たりするような試合は意外と少ないです(Abematvで見れる試合を見る限りでは)。
アスリート能力が高い選手が丁寧にゲームを進めるので、どの試合も非常にクオリティが高いです。
プレミアは間違いなく、今一番レベルの高いリーグかと思います。
そんなプレミアよりも、Jリーグの方がボールを前に進めようというプレー選択が多いように見えます。
これは褒めているわけではなく、状況に関わらずボールを前に進めている感じです。
私が見ている海外の試合は、もっと大きな局面でプレーを判断し選択している印象で、Jリーグはもっと小さい局面で考えている感じです。
これは良い悪いというよりも違いです。
前にボールを進めるなら進めようというのを状況をそこまで考慮せずにやっていても、それを連続で成功させればゴール前に辿り着けるというのは理屈上では成功します。
しかし、状況に考えずに選択してしまうことで、受け手が簡単にボールを奪われたり、パスミスが起きることで危険なカウンターを受けてしまうことがあります。
ボールを保持しているときでも失っても、ボールを即時奪回できるポジショニングをとれているのか、即時奪回がコンセプトでないチームであれば、カウンターを止めれる位置にポジションをとれているかも非常に大事になってきます。
こういったプレーの繰り返しによって、Jリーグはオープンな展開になりやすいのかなと最近は思います。
この記事を書いていて、ふと思ったのは風間八宏さんの志向するフットボールです。
風間さんによって、川崎、そして現在は育成年代ですがセレッソが結果を出してきていますが、止める蹴るといった考え方や狭い局面でのプレーを重視することによって、個々のスキルを職人的に求められる印象があります。
その考え方は、日本の文化からすると非常に合っているような気がします。
大きな局面で考えてプレーすることが苦手なので、小さい局面で活用できるプレーを突き詰める方が得意なのかもしれません。
最後にJリーグの印象が”早い”と書きましたが、せわしなくバタバタと動き続けていて早く動いているように感じるというのが正しいかもしれまん。
キビキビと必要な動きを効率的に実行しているというよりも、常に(意味があるかは別として)動き続けている。
ただ、あくまで個人的な印象なので、全然違うかもしれませんけど。
<おわり>