2020ジュビロ磐田の感想文

2020年ももうすぐで終わりですね。みなさんお疲れ様でした。

2020シーズンも終わり、監督の続投も正式に決まったので、一応感想文的なものを残しておこうかと思います。

奇麗にまとめて書こうかとも思ったが、ちょっと無理っぽいので適当に思いつきで書いています。

居酒屋トークっぽい感じでもあるので、真面目に読まないでくれるといいかと。結構不満とか愚痴が多めです。

昇格失敗は割と早い時期に決まり、ハラハラすることなく今シーズンも終了。残念だけどイレギュラーなシーズンでいろいろと難しいこともあり、目に見えたことでクラブを評価するのもなかなか難しくなってしまった。

それでも、ただ結果が出なかったで終わらないのが磐田。監督交代によって、スタイルが大きく変わってしまった。名波さんからフベロさんになり、大きくスタイルの変化が起きたわけだが、簡単に言えば名波さんの頃のスタイルに戻した。私の目線だと”なんで長いことやって失敗したスタイルに戻すの?意味不明。”だが、クラブ目線だと”やはり磐田はあれ(名波式)が目指すべきものだったのだと、再確認(フベロさんのスタイルを経験したことで)した。早めに修正しよう。”となったのかもしれない。

結果が出なかったので、フベロさんの解任は結果だけを見れば仕方ないかなーとは思ったし、1年での昇格がノルマだったと思うので、クラブのこの決断自体にはそこまでネガティブには思わなかった(残念ではあったけど)。問題はこの後どうしていくの?ということ。フベロさんの方向性は悪くないけど結果が出ないから解任することにしたのか。それとも方向性自体を否定して新たな方向に進むのか。どうも、新監督になってからのピッチ上の現象を観る限りは後者のように感じた(この記事を書いている途中に監督がやり方を変えたとのコメントが出た)。

先に書いたが、正しくは元に戻したって感じ。すごいざっくり言うと、ピッチでの振る舞いは選手の判断に強く依存し、外(監督やコーチ)からの縛りが非常に緩い。それで5年くらいやって、総合的に観れば強くはならなかったのだが、どうやらこの方向性を強く支持している人間が内部にいるのだろう。個人的な考えとしては、このやり方は”フットボール”の性質からして成熟することはないと思っているのでさっさとやめろと思っている。

名波体制の反省も特にないまま、たまたま当たったフベロさんで復調を感じ、お任せしたが失敗に終わり、また前のやり方に戻すって正直サポーター舐めてんのかとまあまあ怒ってます。

いやいや、我々はこのスタイルがジュビロ磐田なんです!!と言われれば、もうそれはそうなんだと受け止めて、応援するのか、それとも別の道を進むのかはこちらの判断となるのだが、とりあえず君たちは何を考えているんだってのをもうちょい共有できないものかなとは思う。

政一さんが監督になってから、2、3試合観てすっかり試合を観なくなったし、冗談抜きで磐田への興味も薄れてきている。遠藤の残留が濃厚みたいな報道も出ているので、基本同じように戦っていくっぽいので、来シーズンはたぶんフルマッチを観ることはないかと思う。それはチームが強い弱いとか関係ない。

遠藤は明らかに凄いし、彼が優秀な選手なのは改めて語るまでもない。彼がチームの1つのピースとして存在するのであれば私は彼が磐田に残ることは大歓迎なのだが、現実は彼におんぶにだっこな戦い方で、彼が抜ければそのまま大きなダメージとなってしまう。磐田は数年前に俊輔を同じような使い方をして、彼が怪我で安定して試合に絡めなくなってから一気に結果が出なくなったわけだが、それをもう1度やるらしい。遠藤は非常に楽しそうに”サッカー”を楽しんでいるようだが、磐田はいつからキャリア終盤に差し掛かった選手のリハビリ施設のようになってしまったのだろうとここ数年感じている。

私は個人の成長だけでなく、チームの成長を感じたいのだが、どうもそれを望んではいけないクラブになっている。いつ成熟するのかもわからないチーム設計の中、選手がなんとかしようと走り周り、その多くが効果的でない。あれを観るのは本当に辛いものがある。

磐田は今でもJリーグのトップを目指しているようだが、磐田のやり方でJリーグを制するのならば、選手の質で圧倒するしかないと思っている。ただ、質の高い選手はコストも高い。磐田が金満クラブであればいいのだが、残念ながらそうでない。なので、育成を大事にするらしいが、生え抜きで伸び盛りの上原力也のポジションに遠藤を獲得し、出場機会が激減した。このクラブは選手の成長の蓋となる補強はしないと発言していたのだが、得点力に困ったら大久保獲得したり、よくわからんが今野を連れてきてたりと、言っていることとやっていることが全然違う。マジでファッ〇ンクラブ。

このクラブは(トップチームにおける)育成が下手だし、かといってお金もないから外からガンガン補強もできるわけでもないし、本当にどうやって強くしていくのかわからん。

ここ最近の試合はチェックしていないが、何人かの磐田サポの試合感想を覗いている。時が戻ったのかと思うくらい、名波監督時代のときと同じようなことを言っている。なんとか今の磐田を受け入れようとしている優しい方達なので、いろいろと解釈しようとしている。

私はそこまで優しくないため、本当にこのクラブはダメだと思っている。たぶん、今回もコロナを言い訳に特にピッチ上の現象として何が問題だったのかは説明してくれないだろう。今後どうしていくのかもふわっとした説明があるくらいだろう。

ネガティブなことばかり書いてしまったので、ポジティブなことも。磐田のSNSの使い方は本当にゴ〇以下みたいなところがあったのですが、そこが大幅に改善されるだけでなく、オリジナルコンテンツの動画を作ったりと、ピッチ以外の部分で楽しませようという姿勢は強く感じました。本当にこれがなかったら、今シーズンは何もなかったと言っていいくらい。

最後になりますが、私は今シーズンのクラブの決断に心をポッキリいかれたので、今のところ来シーズンの磐田のフルマッチを観るつもりはなく、その空いた時間をお隣の清水さんと浦和さんに使おうかと思っています。理由は両クラブ共にクラブ、地域文化と相反するタイプの監督を起用したからです。特に清水さんは磐田と同じ静岡であり、現時点での私の考えとしては結果に関わらず、かなりの軋轢を生み出すと思っているのですが、その辺りをこの目で確認しておこうかと思います。

それでは、また来年。

<おわり>