レアル下部組織の監督が中井卓大に期待。「上に行ける可能性がある」

レアル下部組織の監督が中井卓大に期待。「上に行ける可能性がある」

抜粋元:https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2019/09/09/___split_71/index.php

――乾貴士(エイバル)が台頭するまで、日本人にとってリーガ・エスパニョーラは”鬼門”になっていました。トゥリスタン監督は日本で子供たちを指導する機会もありますが、育成の段階から改善するべき点があるのでしょうか。

「繰り返しになるが、どんな練習をしているか教えてもらいたいくらい、技術面を向上させることは本当にすばらしい。しかし中には、その技術を試合のどこで使うかを正しく理解していない選手もいるように感じる。私が日本で指導をする時には、ドリブルが好きな子供が多く見受けられるね。ドリブルは局面を打開する大きな武器ではあるけど、ボールがひとつの場所に留まるということは、相手にチャンスを与えるのと同じだということも理解しないといけない。

 小さい頃から正しい指導を受け、選手が本質を理解しないと改善は難しいだろうね。より少ないタッチでゴールに迫ることが要求されるスペインに来て戸惑うJリーグの選手が多いのは、そういった戦術面やフットボールへの理解の部分が大きいと思う。乾は日本人の特長である献身性と、自ら仕掛ける技術と判断力を兼ね備えているが、そういった選手がもっと育ってきてほしいね」

<抜粋おわり>