静岡新聞での小野社長の発言を読んで

(この記事は2019/12/24にnoteで書いた記事です) (磐田の2019総括記事をたくさん読んでいただきありがとうございます。サポートやスキもたくさんいただきとても嬉しかったです。) さて、ここからは本題に。 新シーズンについてはある程度編成も固まってから書こうかと思っていたけど、気になる記事があったので、メモっぽく書いておこかなと思いました。 J2降格の磐田、復活へ改革進める 小野社長が静岡新聞社訪問
「来年だけに焦点を当てず、各年代の育成を見直し、浮き沈みのないチームをつくる」
具体的には練習場として使用しているヤマハ大久保グラウンドの大規模な芝の張り替えを、来年夏をめどに行うことや、退任した服部年宏前強化本部長をクラブにとどまらせ、下部組織の発展に尽くしてもらうことなどを挙げた。
フベロ監督は来季も続投するが、小野社長は「J2は3戦2勝のペースでいかないと勝ち点80には届かない。シーズンの3分の1が終わった段階で、このままでいいのかどうかしっかり見極める」と話した。
気持の準備をせずに読むと不安しか感じない記事だが、ちょっと冷静に受け止めたい。 1、育成について 育成に力を入れたいというのは以前から言っていることであり、これは継続していくようだ。ただ、即戦力をお金払って連れてくるのは難しいという資金力の面からの理由も強く、トップを強くするためには自前で育てるしかないということのようだ。しかし、自前で育てるというのはそんな簡単なことではない。いや、難しいと言ってもいいかもしれない。磐田の下部組織はチェックできていないので、もしかしたらすでに素晴らしい指導者が揃っているかもしれないが、質の高い指導者の配置は絶対に必要となってくる。このポジションに安易に引退したOBを即配置とかしていては、育成を重視しているという説得力は乏しくなる(せめて、絶対的な監督がいてコーチスタートくらいならいいが)。しかし、その育成のところに強化部長として失敗したと言っていい服部さんがどこかのポジションに配置しようとしているらしい。正直、すごい不安。 2、フベロ監督へのノルマ 勝ち点80を狙っているということは、間違いなくノルマは(自動)昇格だろう。最初記事を読んだときに小野社長の「J2は3戦2勝のペースでいかないと勝ち点80には届かない。シーズンの3分の1が終わった段階で、このままでいいのかどうかしっかり見極める」という部分は多くの磐田サポが引っかかったと思う。私もそうだ。しかし、社長の言い分もわからなくはない。今のJリーグの制度からすると、降格1年目というのは勝負の年と言っていい。降格救済金という制度があり、分配金面で非常に優遇される。資金力が強さを表すリーグにJリーグも徐々にではあるが変化してきている。現場の努力だけでは、どうしよもない時代がそう遠くない未来に訪れるだろう。 しかし、それでもあれだけ不安定だった名波元監督は解任されずいたのにフベロにはそんな厳しい感じでいくのかよというのは当然ある。名波さんがJ2時代に就任したとき、昇格降格に関わらず来シーズンも名波監督だと言っていたの比べると、相変わらず身内には激甘で、外様には鬼厳しいという印象は拭えない。大きなノルマを課すというのならば、当然そのノルマを達成できる状況を準備してあげなければ、ただのヤバイブラッククラブだ。12/24現在、自動昇格に向けた万全な状況かというとそうではない。全体的に移籍市場が非常に鈍いので、交渉は進んでいるが、発表がないだけかもしれないが、ストーブリーグでフロントが頑張らずに昇格だけお願いしますとかだったら、シーズン開幕前から激おこ記事を書くかもしれない。 とりあえず今回は終わり。何かまたあればメモ記事書く。