グスタボ・シルバ退団(仮)について

この記事を書いているのは、6/30の6時過ぎです。

なんで、そんな朝早くから書いているかというと、こんなニュースが流れてきたから。

www.chunichi.co.jp

数日前から、そんな感じの噂が流れてきたけど、有力なソースがあるわけでもなかったがスルーしていたが、こうして報道されたので、まだ確定ではないが、退団を前提として意見を述べていきたい。

※まだ残留の可能性はあるけど、今後こういったケースはあると思うので、こういったケースに対する私なりの考えを残しておきたい。

グスタボの退団はクラブの失態なのか?

最初に今回のグスタボ退団に対する私のスタンスとしては、クラブも悪くないし、選手も悪くないという考えです。

様々なことを考えると十分に起こりえることだと思いました。

 

グスタボの成績

年度 チーム リーグ 出場 先発 途中出場 出場時間 ゴール シュート 成功率 アシスト 警告 退場
2025 磐田 J2 10 7 3 588 3 16 18.80% 0 0 0
2026 磐田 百年構想リーグ 18 13 5 1012 5 22 22.70% 3 3 0

昨年の夏から加入して、コンスタントに試合に出場している。

特に今シーズンは5G3A(どちらもチーム1位)と数字を残している。

チームで得点が決して多いとは言えないチーム状況において、グスタボのプレーが印象に残っている人も少なくないのではと思う。

なので、グスタボの退団に否定的な意見が出るのは理解できることです。

 

ゴールとアシストで、チーム1位の選手がなぜ退団するのか?

では、これだけわかりやすくチームに貢献している選手がなぜ条件が折り合わずに退団することになったのだろう?

年俸

5G3Aという数字は確かに素晴らしい。

しかし、グスタボの年俸が仮に2億だとしたらどうだろう?

1億5000万なら?1億なら?5000万なら?1000万なら?

年俸によって、その数字に対する印象は大きく変わってくると思う。

本来ならこういうことを推測で話したくない。だからこそ、シーズンの時期を欧州に合わせるなら、年俸や契約年数も同じようにオープンにしてくれ。

一つの目安として、トランスファーマーケットのグスタボの市場価値を見ると、1.20m€とのこと。

これはJ2だと、一番市場価値が高い。

(ちなみにJ1で年齢が近く同じ市場価値の選手としては、佐々木大樹(神戸)、キニョーネス(マリノス)、ロマニッチ(川崎)などがいる)

そう考えると、グスタボの年俸が決して安い額ではないことは想像できると思う。

チーム内で一番の数字を残していることを考えると、グスタボ側が年俸の上乗せを要求したであろうことは想像に難くない。

現段階で決して安くない年俸にさらに上乗せとなれば、クラブの負担は決して軽いものではない。

特に外国籍選手は年俸以外のコストがあるため、日本人選手のように年俸のコストだけを考えればいいというわけではない。

結果を残したのだから好条件で契約したいと考えるグスタボ側の考えは普通である。

一方、クラブ側がそれをすんなりのめないのも理解できる。

1試合あたりの出場時間

ゴールとアシストでインパクトのある数字を残している一方、気になるのは出場時間である。

今シーズン離脱することなく、18試合全試合出場していることは素晴らしいのだが、気になるのは1試合あたりの出場時間である。

出場時間 69 45 31 27 77 74 90 78 62 65 29 62 28 66 45 54 52 58

平均すると56分である。

(前半途中交代はトラブルだと思われるので、試しにそこを60分出たとして計算したが、それでも平均は61分だった。)

この出場時間は、高年俸をもらっていると思われる選手としては、かなり少ないと個人的には感じる。

クラブとしても、この部分に対する不満はあったのではないかと思う。

 

守備の貢献度

これは出場時間にも関係してくるのだが、グスタボは守備の貢献度が高い選手とは言えない。

わかりやすくハードワークするタイプではないし、カバーシャドウがうまいタイプでもない。

ここは守備しないとヤバいというセンサーの感度もそれほど強くないため「この選手は普段はそれほど守備を頑張らないと、ヤバい状況のときはちゃんとやるんだよなー」という印象もない。

つまり、グスタボを起用した場合、そういったグスタボの弱みをチームでカバーしないといけなくなる。

当然そのことによって、他の選手の負担は増す。

攻撃面だけを考えればグスタボをピッチに残したくても、チームのバランスを考えると残しにくい。

だから、後半の割と早い時間に交代になるのだと思う。

クラブとしては、攻撃面での貢献度の高さは認めながらも、出場時間や守備の貢献度を考えたときに選手側ほど高く評価できなかったのではないかと思う。

 

雑感

直近の札幌戦のカウンターを見ていても、グスタボの推進力はチームの大きな武器である。

大宮戦の決勝点となるカウンターのドリブルも素晴らしかった。

コストを考えずに来シーズンも残すべきかと問われれば、残すべきと答えるだろう。

しかし、ここまで散々述べたようにコストとそれに対するパフォーマンスを考えたときにそれに見合った選手かと言われると、難しいというのが正直なところである。

現状だとジョーカーとして使うのが一番活きそうだが、ジョーカーとして使うには豪華すぎる(札幌戦で早い時間帯に交代されて不満そうだったので、そういった役割を受け入れるのも難しそう)。

高年俸の選手は、基本スタメンで活躍してもらわないといけないと思う。

起用の仕方次第ではもっと良くなりそうだと思っているのだが、磐田では厳しいかもしれない。

グスタボとすれば、退団となっても、好条件で他のクラブと契約できると考えているのかもしれない(そう考える成績は残している)。

だから、クラブ側に寄り添った契約はしたくない。

一方、クラブとしては、選手側が考えるほど高く評価はしておらず、同条件、もしくは多少の上乗せ程度の提示だったのかもしれない。

グスタボに比べれば圧倒的に年俸が低いと思われる大卒アタッカーの小池直矢の加入が内定しており、小池の方が攻守のハードワークを期待できることを考えると、スタメンとしては小池の方が使いやすいかもしれない。

そうなったときにグスタボをベンチに置くというは豪華すぎるし、マネジメント面からしても難しくなるかもしれない。

選手側とクラブ側、両方から考えてみると、今回の退団(まだ正式に決まってないけど)は起こるべくして起こったというのが私の結論です。

<おわり>

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