編成の人数はどれくらいが適正なのか

少し前のことだが、ちょこっとチーム編成の人数について話題になっていた。

火の出どころは香川真司かもしれない。


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DAZNでロジャー・シュミットもベンフィカ時代に若手の育成も求められたけど、編成が33人いて、そんな多くては無理と言って、最終的に22人まで絞ったと話していた。

国内タイトルを求められ、ヨーロッパリーグも出るような規模のクラブでも、それくらいの人数が適正と考えているようだ。

ペップも、多く選手を抱えることに否定的で、何かトラブルが起きたらアカデミーの選手で埋めればいい的なことを言っていた。

ヨーロッパリーグもあるようなクラブだと、シーズンが始まれば試合日以外はコンディション調整がメインになってくるという話も聞くが、そう考えると、22人もいれば問題ないのかなと思った。

多くても25人くらいでいいかもしれない。

一方、Jリーグの多くのクラブは30人を超えることが少なくない。

試合には20人しか登録できないことを考えると10人以上がベンチ外となってしまう。

ACLもなく、過密日程となるのは一部の時期であることを考えると、30人以上抱える必要性はあまり感じない。

必要以上に選手を抱えるのは、チームマネジメントの負担は増えるし、コストも増える。

スリムな編成になることのメリットは少なくないよう思う。

それなのに多くのクラブが30人を超えるような大所帯にするのは、怪我人が出たときの予防が強いように思う。

怪我人が出たときにできるだけ選手の質を落としたくないという考えが強く、何か起きたら若手やアカデミーの選手を使えばいいという考えでいるクラブはほとんどいないように見える。

そのためある程度プロで実績のある選手を多く抱え、怪我人が出ても、すぐに穴埋めができるように傾向が強いように感じる。

監督が若手選手を育成したときに欧州だとちゃんと(金銭的に)評価されるけど、Jリーグだと…といった話も聞くので、若手が使われにくい要素はいろいろあるのかもしれないが、意図的に若手を抜擢していくような環境にはしていった方がいいようには思う。

多くの選手の頑張りのおかげで、日本人選手の評価は上がっているようで、Jリーグを経由せずに海外クラブでプロキャリアをスタートする選手も珍しくなくなっている。

マチュア時代から選手を追っている人は圧倒的に少ないはずなので、将来有望な選手がJリーグで多くの人に知られる前に海外クラブに行ってしまうというのは結構な損失のように思う。

知らんうちに海外で活躍して代表に入っても、そんな選手に特別な感情を抱けというのは難しいだろう。

海外クラブで活躍し、日本代表に入ったことで知名度が一気に飛躍するのは事実だが、そのときにJリーグ時代からのファンがいるかは、人気の火を点けるという意味では大きい存在だと思う。

Jリーグで多くの人がどういう選手だったかを実際に知っているということは結構大事だと思う。

 

ジュビロ磐田の編成の人数

いまいちうまくまとまった文章になっていないが、それで磐田の今の編成はどうやねんということを書いていこうと思う。

まず磐田の現状の編成の適正を考える際に以下の2点を押させる必要があると思っている。

  • 百年構想リーグを優勝できる編成なのか。
  • U-21 Jリーグに向けての編成。

1/30時点で、磐田の編成は32人。

百年構想リーグだけを考えれば、この人数はかなり多い。

移動はレギュラーシーズンに比べれば負担はかなり少ないし、試合数もそれほど多くない。

百年構想リーグだけを考えれば、20~25人くらいいれば十分だと思う。

昇格と降格がないし、それこそ怪我人が出たらアカデミーの選手を抜擢すればいいと思う。

人数が多いことを擁護するとすれば、百年構想リーグと26-27シーズンがほぼ地続きであるため、怪我人が多く出る可能性を考慮するというのがあるが、それでも百年構想リーグを戦った後に足りなければ補強で問題ないように思う。

百年構想リーグで26-27に向けて、チームの土台を作るために戦術浸透なども含め早めにやっておきたいというのはあるとは思うが、20~25人でそれをやって、足りなければ補強でも全然問題ないように思う。

U-21については、クラブはアカデミーの最高峰という位置づけで考えているようなので、OAを使うことは消極的に考えているかもしれない。

編成の中で、U-21に該当するのは僅か4人しかいない。

アカデミーの選手を使うにしても、U-18で一定の基準を超えていない選手を使うのはただの数合わせになってしまう。

U-21の試合に出すことで、ポジティブな効果が生まれる選手を起用しなければならない。

個人的な理想の編成は

  • 公式戦の20人の枠を争うレベルの選手を20~25人。
  • 21歳以下で、将来性のある選手を10人。
  • 合計で、30~35人。

これがぼんやりとだが、個人的な理想だと思っている。

U-21がメインになりそうな選手もトップチームに呼ばれる可能性が常にある雰囲気にしておかないといけない。

トップチームに呼ばれる可能性が極めて低いと選手に感じさせるような状況にしてしまうとU-21を戦うモチベーションも上がっていかない。

そのためにも実績のある選手はギリギリの保有数を見極めて、トップチームの状況次第ではすぐに招集されるというチャンスが常に転がってくるような状況にしておくのが理想だ。

加入する選手は年齢に限らずにトップチームでどれだけ試合に出れるかに重きを置いている選手が多い。

U-21に参入していなくても、若手を積極的に使う実績があるところは進路先として魅力的に映ると思う。

磐田はU-21があることのメリットを選手に説得できるようにしないといけない。

高卒でJ1やJ2の上位クラブに入れる選手は、大学(関東1部レベル)に進めば1年からトップチームに絡めるという選手が少なくないと思う。

大学サッカーはプロ顔負けの環境であったりするので、U-21がメインになりそうなら、大学サッカーでやった方が成長できるのではと考える選手がいても不思議ではない。

一方で、大学サッカーは基本的に所属したら4年は大学サッカーで戦うことになる。

例外も増えているが、4年という時間は良くも悪くも長い。

大卒でステップアップする選手も増えているが、若い選手の方が市場価値が高くなりやすい傾向にあることを考えると、日常のトレーニングはプロとやれて、週末はU-21で同年代のプロ(レベル)と試合をやれて、パフォーマンス次第ではトップチームに出れる可能性が常にある環境は、大学にはない魅力だと思う。

後藤啓介が高3の代で、J2で年間を通して高いパフォーマンスを示して、高卒の代で海外クラブにステップアップした。

プロクラブにいたからこそ起こることで、大学に進むと起こりにくいことだと思う。(塩貝のような例外はありますが)。

 

雑感

私は現時点の磐田の編成は、人数は問題ないが、U-21に該当する選手が少なすぎる編成だとと思っている。

これで問題なしだと考えているなら、U-21をセカンドチーム的に見ていると思わざるを得ない。

アカデミーの最高峰であるなら、もっと若い選手を増やし、そうでない選手はもう少し整理する必要がある。

今の編成では、公式戦に絡めない選手が増えてしまう。

若手の育成を本気で考えているなら、それを行動で示さないといけない。

選手を多く抱えて、若手だろうとポジションは奪うものだという考え強すぎれば、育つかどうかは運によるものが大きくなってしまうだろう。

責任もって預かった選手は全員戦力にしないといけない。

そのためにも編成について、もっと考える必要があるだろう。

<おわり>