たまにJのクラブが
「育成型クラブ」
だと言ったり、それを目指すような趣旨の発言を耳にする。
そういった発言をするのは多くの場合、資金力が潤沢ではないクラブが多いように思う。
確かにアカデミーの選手や高卒の選手を戦力にできれば、実績ある選手を獲得するよりも遥かに低いコストで獲得できますしね。
そこは理解できるところです。
しかし、育成って、お金が掛からないのでしょうか?
たとえば、アカデミーだとどうだろう。
良い選手を育てるには、トレーニング環境が大事ですね。
育成型をうたっていながら、土の環境でやりますってのは説得力がないです。
ないなら作るなり、常に使える環境を見つけないといけないですね。
ただ、育成が評判のところは自前で持っているところが多い印象です。
芝生のピッチを作る。
コスト高そうですね。
今どきは筋トレも非常に大事。
育成型クラブをうたうクラブがボールだけ蹴ってればOKなんて考えるところはないでしょう。
トレーニングルームと器具を揃えないといけないですね。
これも安くないコストが掛かりそうです。
食事も大事。
練習後にできるだけ早く栄養を採った方がいいと言われている。
食堂があれば最高ですね。
温かいごはんが食べれる。
お弁当でも悪くないですね。
温かくはないかもしれないけど、バランスのとれた食事ができそう。
これをトレーニング後毎回やっていたら、結構なコストが掛かりそうですね。
どうです?
パッと想像しただけでも、良い選手を育てることって、めちゃくちゃ大変そうじゃないですか?
当然これだけじゃないですよ。
教育も大事ですし、寮を完備しているクラブもあります。
これだけやっても、絶対に戦力になる選手が育つとは断定できないのが育成なのです。
あれ、コストだけでなくリスクも高くない?
高卒や大卒の選手だとどうだろう。
なんか年俸の上限が今までに比べるとめっちゃ上がるらしいぞ。
獲得で競合になるような選手は安く獲得するのは難しくなりそうだ。
今までのように良い選手を安く獲得するというのが難しいとなると、競合にならないでかつ素質のある選手を見つけないといけない。
現代において、そんな隠れた逸材を見つけるのは容易ではない。
少しでも見つける可能性を上げるためにスタッフの人数も必要そうですね。
スタッフを増やすとコストが増えますね。
頑張って、素質のある選手を獲得できたとしよう。
アカデミーと同じで、トレーニング環境はいいのか?
プロは結果がすぐに求められるけど、そんな環境で若手を積極的に使うクラブなのか?
状況によっては実績ある選手を優先してしまう?
そんな心持ちで育成型クラブなんてなれますかね?
若手のことを考えて、U-21クラブを所持する。
これはめっちゃ育成を考えている感じしますね。
確かにU-21の公式戦は増えたけど、思ったより成長しないし、トップチームの戦力にならないな…
うん?あっちのクラブはU-21がないけど、トップチームで若手を積極的に使っているぞ。
これはどっちの方が育成型クラブと言えるんだ?
極端に言ってしまえば、トップチームで若手をバンバン起用して、クラブが望む結果を得られていれば、育成型クラブと言えると思っている。
アカデミー、大卒、高卒を獲得して、すぐに使って結果が出れば、実績ある選手を補強してチーム作りするよりも比較的コストは抑えられると思う。
しかし、ここまで述べたように選手は勝手に育っていくものではないため、育つ環境を作らないといけない。
結局、育成型だろうと即戦力型だろうとお金が掛かるわけです。
そこに触れずに育成型とか言っているといろいろ言いたくなるわけです。
自分の応援しているクラブが”育成型”と名乗っていたら、どういう投資をしているのか気にしてみてもいいかもしれません。
<おわり>