ジョン・ハッチンソンの解任について

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非常に残念ではあるが、ジョン・ハッチンソン(以下ジョン)との旅は第31節の大宮戦を最後に終わりとなりました。

この決断は正直仕方ないというのが個人的な感想ではあるし、ここ最近の試合ぶりは結果に関わらず不安定な部分を露呈しており、(磐田というクラブにおいて)このフットボールに先はあるのか?という大きな疑問が生まれていました。

解任されるような状況なので、当然ネガティブなことが目立つ状況なのですが、個人的に楽しいと感じる時期もあったし、期待を感じる時期があったのも事実です。

何かを振り返ろうとも思ったが、うまく書きたいことを整理できなかったため、このまま書くことをスルーしようかと思っていましたが、偶然読んでいる本に今の状況に刺さる言葉があったので、それを引用しつつ、解任について触れていきます。

同様に、冒頭の他の二つの例も具体と抽象を切り分けることで、論点の相違が見えてきます。「リーダーの意見」や「伝統」は、簡単に変えるべきでないという考え方は、「哲学」や「基本方針」のような抽象度の高いレベルのものです。一方で、それを具体的に実現させる手段は、環境変化に応じて臨機応変に変える必要があるのは必然的な流れといえます。

(P54より引用)

ジョンはコメントで、よく自分たちがやりたいことを信じ切れるかといった発言が多かった印象です。

クラブに新たなカルチャーやアイデンティティを植え付けようとする姿勢は凄い感じたし、コメントを追ってきた印象としては、理想ばかりを語るようなことはしていませんでした。

しかし、一方でコメントで(個人的に)正論に感じていることが実際にピッチ上で現象として起きないことも多いと感じていました。

ボールを持っているときも持ってないときもゲームをコントロールしたいと言う割にはボールを持ってないときのプランのアップデートはそれほど感じませんでした。

先ほど引用した文章を参考にすると抽象度の高いものを提示し、選手を先導していくことは非常に上手であったが、自分がやりたいことを具体的に実現するための適応力は残念ながら高くはなかったと個人的には思っています。

ジョンを継続しつつチーム力を上げるとなると、ジョン自身の考え方が変わる(例:相手に合わせて戦う部分を増やす)、今いる選手の上位互換を補強するといった、今すぐに実行するのは難しいと感じる方法が多いです。

自動昇格は難しくなってきているとはいえ、POは十分に狙える立ち位置にいる現状からすると、ジョンをこれ以上引っ張るのは難しかったというのが現実かなと思います。

中長期的に考えたり、U-18で監督している安間さんを今の時期に昇格させることに対して、決して肯定的に考えられるわけではありませんが、ジョンをこれ以上引っ張る理由はなかったというのが個人的な結論になりました。

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本家であるポステゴクルーのコメントを読んでいると、ジョンのコメントと非常によく似ていると思いました。

両者とも良くも悪くも自分のフットボールを強く信じており、結果が出ないから微調整していこうという考え方でチーム作りをするタイプではないのだと思います。

マリノスのときのように結果を出せば「自分を貫いた」と称賛されるし、今回の磐田のときのように失敗をすれば「柔軟性がない」と言われる。

ざっくり言ってしまうと頑固なタイプな監督だと思いました。

個人的な考えとしては、明確に弱みを付け込まれる状況や本来やりたいことに対して選手の能力が追い付いていないことに対して、それでも自分が信じるスタイルをやらせるという姿勢はやや傲慢にも見えました。

そんな強気なマインドだから、選手や現場スタッフがついていくというポジティブな面もあるとは思うのですが、「相手がいるスポーツである」「ゲームを常にコントロールしたい」など言葉では言いつつも、実際ピッチで起きることはそれに反したことをしていないか?という疑問がありました。

ジョンによってポジティブな変化があったことも事実で、その部分には感謝をしつつも、結果だけでなく、内容も考慮した上で、今回の解任は避けれないことだったと思います。

磐田では一般的には失敗と言われる結末になってしまいましたが、おそらく今後もポステゴクルー系列の監督はJリーグでなんだかんだ需要があると思います。

ジョンも近い将来、どこかでまた会えるように気がします。

そのときにはもうちょい柔軟性があるといいなと個人的には思いますが、たぶん自分の信じるスタイルをどうすればもっとうまく表現できたのかを追及する方向に動くと思います。

なので、結果がどうなるかはわかりませんが、ピッチ上で起きることは「やっぱりジョンだな」という感想になるような気がしています。

<おわり>